スクリプトトリガだけでなく、レコード処理トリガがほしい
FileMaker Pro 10 でできるようになったスクリプトトリガ。とても、便利です。
入力支援やエラーのチェックなど、今までは何らかのタイミングでスクリプトを走らせるか、フィールド定義のオプションでしかコントロールできなかったのが、オブジェクトやレイアウトに関連するイベントで実行できるようになったのが、とても助かっている。
スクリプトトリガの特徴は、オブジェクトやレイアウトにくっついているものであって、テーブルやレコードについているものではないという点。
なので、MySQL や PostgereSQL といった RDBMS のように、レコードの追加、更新、削除といったタイミングに設定することができないのが残念なところ。
レコード追加時の関連処理、インポートデータのチェックや整形、削除時の後処理などなど、オブジェクトやレイアウトの付属品では対応できない処理も多数あるので、今後の改善を期待したい。
でも、FileMaker にとって、スクリプトトリガの追加はパンドラの箱を開けたようなものですね。このレベルまで一気に理解できる初心者はあまりいないでしょうから、いつまでも「誰にでも使いやすい」とは言いにくいですよね。
ユーザーの要望は理不尽なもの。より多くの機能を、より使いやすく提供してほしいという要望に終わりはないですから、ファイルメーカー様には是非頑張っていただきたいものです。