ボタン(レイアウト)とスクリプトの関係

FileMaker では、[スクリプト管理](ちょっと前までは「ScriptMaker」でした)でスクリプトを作り、ボタンに割り上げる時にはレイアウト上で[ボタン設定]から、あらかじめ作成したスクリプトを指定する。

その手順で開発が進んでいる時は別に問題ないのですが、レイアウト単位で機能を移植している時などは、[ボタン設定]のダイアログから直接スクリプトを編集する画面に移動したくなります。

市場にある GUI 開発環境のほとんどでは、ウィンドウの中にオブジェクトを配置して、それをダブルクリックすると、そのオブジェクトに関係する処理を記述できるような動作をするので、FileMaker で毎度ダイアログを閉じて、また[スクリプト管理]ウィンドウを開いて、スクリプト編集画面を開いて、と操作を行なうと、面倒さを感じます。

回避策としては、スクリプトデバッガをオンにして、デバッガ内の[スクリプトを編集]ボタンをクリックして、実行中のスクリプト編集画面にはいけるのですが、この方法もレイアウトモードの状態で操作を続けることはできないのが弱点です。

使いやすさや生産性を一番の売りにする FileMaker だからこそ、こういった点の改善が望まれるところです。着実に進化を続けている FileMaker ですが、前の複数のスクリプトやフィールドを同時に移動できない点など、地味な部分では進化から取り残されている点もあります。

...あらためて、いままでの投稿を読んだら、足りないことへの不満ばかりのようですが、愛すればこその厳しい指摘のつもりです。マーケティング的な目玉も必要でしょうが、こうした利便性の改善を忘れずにガンバってほしいものです。