「グリッド」機能、ほしいですねー

FileMaker では、あるテーブル、レコードを見ている時、リレーションが成立する関連レコードを見るための「ポータル」という機能はある。扱いが簡単で便利でもあるのだが、問題は「リレーションが成立する」という関係でしか使えないこと。

リレーションとは関係なく、検索結果を一時的に表示する「グリッド」エリアのような機能があると助かるのになーと思うことが度々。

FileMaker は、とかく、値をフィールドにいれないと使えない機能、リレーションを設定しないと使えない機能が多くて、動的にぱっと結果を得られれば済むこと、あるエリアにレコードリストを表示できれば済むことでも、いちいち「定義」しなくてはならないことが多い。

これって、手間の面でも面倒なのですが、より大きな問題としてはデータを保存するためのデータベース構造に、画面や機能を実現するためだけの設定が入り交じって、システム全体の構造が複雑怪奇になりやすいこと。

米国でも、非常にトリッキーな方法で何かを実現することを自慢げにデモしたり、それを Tips 集のように製品にして売っているところまでありますが、処理速度やネットワーク利用、それとデータベースをシンプルに保つという点などでは問題のあるテクニックも多いようです。

データベース開発は、手品自慢のコンテストではないので、情報に振り回れずに、「基本に忠実」が大切です。実際には、いろいろな要件を満たしながら、基本やシンプルさを維持するのは簡単ではないですけどね。

と話は脱線しましたが、要は面倒なことにならないように、「グリッド機能を付けてね」ということでした(笑)。