関数のコード補完機能、あると良いですねー

FileMaker では、何らかの演算処理を行いたい時には、[計算式の指定]ダイアログを開くことになる。
計算フィールドの作成、スクリプトのフィールド設定の設定内容、IF 文の条件、その他、様々な場面で、[計算式の指定]ダイアログにはお世話になる。

ダイアログの左上部には、テーブルオカレンス/フィールドのリスト、真ん中に演算子、右側には関数リストが表示されている、あの画面です。

FileMaker の[計算式の指定]ダイアログの優れていることは、記述したテーブルオカレンス、フィールドが変更された時に自動的に追尾して、オブジェクト名が変わってくれることでしょうか。これがないと、開発しながら、オブジェクト名の変更ごとに、それを参照する計算式を全部変更する必要が生じるので、ありがたいことです。これは、大昔からのFileMaker の美点のひとつですね。

[計算式の指定]ダイアログでは、ダイアログ上で入力したい項目をダブルクリックすれば、計算式に転記される。キー・タイプによる入力をしなくて良いという点では便利ですが、関数名など分かりきったものはキーボードから右手を話して操作するよりも、タイプした法が速いことがままある。

そんな時には、シェル系の環境や言語系の開発環境では当たり前のコード補完の機能ですね。関数名を頭からタイプして、tab キーを打つと、未入力部分を補完してくれる。あるいは、インクリメンタルに該当する関数名がリストで表示されるといった動作のイメージです。

新しい機能を追加する場合には、他の機能への影響が大きいものと影響の出にくいものがありますが、コード補完の機能であれば影響範囲が[計算式の指定]ダイアログ内に限られますし、使わない人は、従来の操作方法をそのまま続ければ良いので、追加しやすい機能に思いますが、どうでしょうかね。

今後に期待したいと思います。